がんこ一徹長屋
大和の匠がんこ一徹長屋。ほんまもんの職人技が見れます。   
 伝統の技を受け継いだ大和の匠がこだわりの技をお見せする、ほんまもんの職人長屋。匠のルーツであるこの地、西の京で磨きぬかれた職人技をお見せします。
 奈良の地には一刀彫、漆、茶筅、赤膚焼、筆づくりなど古くからの工芸技術が、今なお数多く生きています。墨づくりもこれら奈良の伝統技術と昔から密接に関わってまいりました。たとえば、墨の金巻き技術は「墨の表面に漆を塗り、金箔を貼る仕事」です。また、墨の木型は一刀彫の逆彫り技法」ともいえます。これらの伝統技術が奈良の地に数多くあったからこそ墨づくりが発達したともいえるのです。


 薬師寺や唐招提寺のあるこの付近一帯を、西の京と呼んでいる。710年、平城京が飛鳥の地から遷都された時、都の東半分を左京、西半分を右京と呼んだ。その右京が別名西の京である。近隣には、学問の神様、菅原道真を守護神とする菅原神社、大仏殿の試み堂とされる喜光寺、西大寺などがあり、今も、古の歴史ロマンの中に心の平穏を求めて、訪れる人々が絶えない。都が移る以前、このあたりは、土師氏の居住地であった。土師氏は土や石を加工し、埴輪や土器を焼いたり、墳墓や池、道路や橋を架けるなどの技術を身につけた技能集団であった。のちに、土師氏は姓を改めたいと請願し、以後西の京あたりに住む土師氏を菅原氏と呼ぶようになった。菅原道真もその子孫の一人だ。
 さて、この西の京に「大和の匠、がんこ一徹長屋」が誕生した。ここに、優れた技を持つ六人の工芸職人が集い、伝統文化を守り育ててさらに盛んにしていこうとしている。その中の一つの赤膚窯は土師氏の末喬であろうし、近隣する墨運堂の墨や筆などの文具は、菅原道真そのものである。
 西の京と言われるこの地域のルーツを文献的に見ても、また発掘調査してみても二千年の昔からさまざまな技術を身につけた匠工たちが居住していたといえる。こうした由縁の地に、「がんこ一徹長屋」が完成したことは、本当の意味で奈良の歴史と文化の復興といえるのではなかろうか。
 
 山田法胤師 
相宗大本山薬師寺
執事長
法相宗喜光寺住職

がんこ一徹長屋の住人
赤膚焼 大塩恵旦

表具 法斎堂 茶筅 左京工房 
入木筆 博文堂

一刀彫 志清  漆工房 直
       がんこ一徹長屋のご案内
★所在地:奈良市西ノ京町 215-1
★交通:近鉄西ノ京駅より 徒歩5分
★駐車場:有ります(無料)22台
★入場料:一般500円(団体割引400円)
       小中学生250円(団体割引200円)
       団体割引は20名以上
★休業日:月曜日(祝日の場合は翌日)、
       夏期:8/1〜8/31
       年末年始12/29〜1/5
★開館時間:10:00〜17:00
★問合せ:0742−41ー7011