墨運堂「墨の資料館」

資料館の階段を昇ると、墨の香りがそこはかとなく漂いはじめ、窓越しに墨造りの職人たちが威勢よく型入れ作業に没頭しています。墨造りは奈良時代より千二百年の間、絶えることなく続いてまいりました。

今では奈良の風物詩となっています。時代と共にその製法、作風は変化してまいりましたが、その最もよい所を次々と受け継ぎ現在の製法となっております。墨がどのような歴史を持ち、どのように造られるか、多種多様な形、そして書画作品など墨にまつわる資料を展示しております。


日常の筆記具として書画創作になくてはならない道具として、時代を重ねて現代に伝わっております技をご覧ください。 

 
2階展示室

■墨の型入れ作業をこ覧いただけます

■墨の製造工程に関わる小道具の展示

■墨の製造工程の写真パネル展示

■木彫り人形による墨の製造全工程の展示
墨の型入れ作業 10月〜4月は,にぎり墨も体験できます。
        3階展示室
■戦前の墨から現在の墨に至るまで、あらゆる種類の墨を展示

■日本、中国、韓国、台湾等海外の墨展示

■百選墨、題字墨、変形墨、記念墨、戯墨、彩墨の展示

■著名作家による書画作品の展示

■木型作成資料の公開、木型の図解並ぴに小道具

■方氏墨苑、程氏(墨譜)、渉園墨粋の展示

■VTRによる『墨のできるまで』の放映
■休館日
  毎週月曜日(祝祭日の場合はその翌日)
  年末年始の休み、夏季8月1日〜31日


■入場料
  がんこ一徹長屋の入場料に含まれています。


■開館時間
  午前10時〜午後5時(入場は4時30分)