天来書院。 「シリーズ・書の古典」(全30巻)の第25巻。石原太流編
顔真卿(709-785)は、革新派として書に新風を吹かせました。 線の重みや強さの表現を重視した書表現は、現代の我々にとっても魅力的です。
下記3作品はいずれも、顔真卿が文章を作るときに残した草稿です。この代表的な3つをまとめて「三稿」と言うこともあります。草稿であるからこそ、 倉卒の味わいをもち、天真爛漫で作意がない行草書の傑作です。
【祭姪文稿】安禄山の乱に殉じた甥の季明を祀る文章。その書法、内容ともに読む者の心を動かす迫真の筆跡です。
【祭伯文稿】伯父である顔元孫および一門の物故者を祀る文章。円熟した書法から生み出される勁い線が魅力。
【争坐位文稿】朝廷での席次について抗議する文章。顔真卿の最高傑作とも言われる。
【商品材質】紙
商品実寸法mm:210*297*5
商品実重量g:248