飛鳥時代推古天皇18年(610年)に高麗の僧曇徴により伝えられた墨は、日本の歴史を記録する重要な道具としてまた、文化、芸術の発展に大きな貢献をしてまいりました。
現在では実用的な長方形の墨が一般的ですが、永い時間の流れの中には、其々の時代の世相、文化を反映し精緻なデザインと彫刻が相俟って工芸品になるまで多種多様な墨が造られてまいりました。
この墨は、千二百数十年前、奈良の都大路を歩いていたであろう官吏、官女をモデルとして、戦前まで造られていました人形墨を再現致しました。顔、衣装すべて手塗りのため同じ物が二つとはできませんのでかえって面白いかと思います。コレクションの一つとして机上に飾って戴ければ幸いです。
[煤の種類]油煙墨
商品寸法(mm):31*97*17
商品目方(g):38
外装寸法(mm):115*140*28
外装+商品目方(g):130
原料:煤、膠、香料
包装資材:桐箱